自作静音パソコンへの遠い道のり
自作パソコン1号機 2002年3月
2002年3月、とうとう自作パソコンの組み立てに踏み切りました。実は6月に急に結婚することが決まって、パソコンにお金をつぎ込めるのも今のうちだぞ、という悪魔のささやきが聞こえたのがきっかけでした(爆)
その割には、スペックはいたく控えめです。理由は簡単。これから結婚しようと言うのに、パソコンが高熱と騒音をまき散らしていたら、彼女に嫌われてしまうではないか。というわけで、かさばらない、静かな、しかし現在使っているパソコン(celeron733MHz)よりははっきりと高性能なパソコンをモットーに部品選びを始めました。
私が選んだパソコンのスペックは以下のとおりです。
マザーボード MSI 815ETM-Pro(i815-B-step)
CPU intel celeron1.3GHz
メモリー PC100 256MBx2
グラフィックスボード RADEON7000(Torica製) 2002年11月にRADEON9000(バルク品)に交換
CD-R TTEAC CDW524EB(CD-Rx24)
ハードディスク SEAGATE ST380221A(80GB/7200回転)
ケース オウルテックOWL101 silent
フロッピーディスクドライブ どこかのメーカー不詳
OS WindowsXP Home Edision
ディスプレイ IIYAMA AS6315 17インチ液晶
騒々しいパソコン、とは、何が騒々しいかと言えば、モーターが騒々しいのです。モーターはどこに付いているかというと、まずハードディスクに付いています。そしてCD-ROM(CD-R、DVD-ROMなど)やフロッピーディスクドライブなど「ドライブ」と称するものにもついています。そして、ファン、つまり熱を発する部品を冷却する扇風機にも付いています。
これが問題です。CD-ROMやフロッピーは、いつも使うというものではありませんから、動かないときは音を発しません。ハードディスクも、常に動いているかというとそうでもありません。(ただし、CD-ROMなどよりは結構よく動くので、静かさを求めるなら、それなりに品定めをする必要があります。)しかし、ファンは、パソコンの電源が入っている間は常に回っていて、常に音を発しています。だから、ファンの音を小さくするか、ファンの数を減らしてしまえば、静かなパソコンになる、はずです。
さて・・・・・・・・
現在、「高性能」とされるパソコンは=高熱を発するパソコンです。そのため、あっちにもこっちにも強力なファンがついています。たとえば、今CPUの主流は、intelのPentium4であり、対抗馬はAMDのAthlonXPですが、いずれも、数センチ角のCPUが、60W以上の高熱を発するので、でかくて強力な、従って大きな騒音を発するファンが必要になります。また、グラフィックスボードも、高性能のものは高熱を発するため、必ずと言っていいほどファンが付いています。それどころか、チップセットそのものが熱を発するため、マザーボード上のチップセットにまでファンが付いている例すら稀ではありません。
こんなものは、私にとっては論外です。
現状で、常識的にファンが絶対に必要なパソコンの部品は、二つしかありません。ひとつはCPU、もうひとつは電源です。それ以外のファンは、一切なしにすることにしました。また、サイズ的にはフルタワーのようなでかいパソコンは論外で、かといって省スペース型は今まで使ってきたVC-36H/6で改装に苦労しましたから、多少は作業しやすく拡張性もあるパソコン、ということで、あいだをとってMicro-ATXのマザーボードを使ったマイクロタワー型にすることにしました。
celeron1.3GHz(この時点では同じ系列で1.0AGHzから1.3GHzまでがラインナップされていて、後に1.4GHzも登場した)は、ソケット370という、かつては一世を風靡したものの、現在は完全に時代遅れとなり、消えゆくことが確定的な実装形態です。とはいえ、このceleron1A/1.1A/1.2/1.3GHzには、Pentium4やAthlonにはないメリットがあります。それは、発熱が少ない、ということです。もちろん、それは動作周波数が低いことも理由ではあるのですが、Pentium4やAthronXPが、のきなみ50W、60W、70Wというすさまじい電力消費なのに対して、Celeron1.3GHzは、約34Wと、かなり電力消費が押さえられています。それは、すなわち強力なファンがいらない、という意味でもあります。
celeron1.3GHzは、現行最先端のPentium4の2GHzを超えるCPUと比べて、1MHzあたりで割返せばかなり性能が上だといわれていますが(Pentium4は、周波数当たりの性能の効率が悪い代わりに、高い周波数でそれを補う前提で開発されている)、しかし周波数そのものがかなり違うため、性能は確かに劣ります。が、しかし、
ではCeleron1.3GHzでは現実的に何が性能不足か。
というと・・・・・・・・・・・・・・・確実に言えるのは、私がパソコンを使う目的である、インターネット、音楽関係(つまり、MIDIで曲を作ったり、ライブの音を取り込んでそれをCD-Rにしたり、MP3やリアルオーディオに変換してホームページに載せたり)では、性能不足に陥ることはまったくない、ということです。いや、強いていえば、私は現在ブラウザとメーラーにはネットスケープ7.0を使用しており(少し前までは6.3でした)、これがやけに重くて、さっと起動しないところが能力不足といえば不足かもしれません。いろいろと情報収集した限りでは、動画を取り込んでエンコードする、というような作業の際は、ソケット370のCeleronとpentium4の間で、かなりの力の差が現れるようです。しかしながら、私は未だかつてパソコンで動画のエンコードなどということをやったことがないので、こんな「性能の差」は、私には何の意味もありません。
単に動画を見る、というだけなら、実はNECのSmartVisionPRO
for USB 2という外付けのテレビチューナーをもっているのですが、これがやや重い傾向はありますが問題なく機能しています。
グラフィックスボードは、ファンが付いていないものでDVI出力がありそこそこ安価なもの(だって3Dゲームとかやらないし)ということで、RADEON7000を選びました。ケースも、付属の電源が静音電源というOWL101-silentというそのものズバリの名称のケース、ハードディスクは「流体軸受」で静かだという製品を選びました。
で、組み立てたのですが、
まあ組み立て自体はとりたてておもしろおかしく書くようなことは何もありません。強いていうと、このケース、5インチベイが二つあるんですが、フロントカバーを外すと、5インチベイ部分の鉄板が抜き取ってありませんでした。ちょうど紙の切取線のような感じで、大部分が切り取ってあって、2カ所ほど切り込みが入っていないところが残してる状態です。しかしねえ、紙じゃないんだから、厚さ1ミリ以上ある鉄板をどうやって切り離せ、というのか。結局、カッターで傷つけて(カッターの方が傷ついたと思うけど)ペンチでねじ切りました。切り取った跡が少しだけねじれてささくれ立ちましたが、そこはヤスリをかけて見なかったことに・・・・・・・(どうせフロントカバーを付ければ外からは見えないし)
あと、ソケット370は硬い、というのはVC36H/6で知っていましたが(このパソコンはスロット1なのですが、CPUを交換した際に使ったメルコのアクセラレータを分解したりしましたので)、FC-PGA2、つまりCPUにヒートスプレッダーが付いて厚みが増したら、尚一層硬くなったなー、ついうのが実感です。
で、パソコンは特に問題もなく組上がり、OSも特に問題なくインストールし、特に問題なく動き出しました。ところが・・・・・・
セレロンのリテールCPUファンはうるさかった
はい、タイトルのとおりです。このパソコンにはファンは二カ所しかありません。電源ファンはとても静か。しかし、肝心要のセレロン1.3GHzに付属で付いていたファンがうるさいのです。これはまいりました。
いや、後で考えると、このファンは、世の自作パソコンの標準からいうと、そんなにうるさいというものではなかったようです。が、私の考えていた「静音」の範疇からははずれていました。
それともうひとつ。組あがった当初は、RADEON7000を使用せず、とりあえずマザーボード内蔵のi815チップセットのビデオ出力を利用してディスプレイに接続したのですが、i815の内蔵グラフィックス機能が、こんなに画面の汚いものだとは思いませんでした。3Dの性能云々は、私にとってはあまり関係がないのですが、画質はまいりました。これについては、組み上がった数日後にAGPスロットにグラフィックスボードを接続したので、特に問題はありませんけれど、超小型パソコンなどで拡張スロットがなく、チップセット内蔵のグラフィックス機能を使うしかないようなパソコンは、使いたくないものだと思いました。
さらにもうひとつ、WindowsXP HomeEdisionが、機能そのものは問題がないのですが、終了時に「設定を保存しています」の画面のまま固まってしまうことが非常に多い(確率として10回に8回くらい)という問題がありました。仕方ないからいつも電源スイッチを切って終了していました。一度OSを上書きインストールしてみましたが、この状況はまったく変わりません。
ああそれなのに、私のはじめた事というと、オーバークロック(爆)。
しかし、たいして楽しめたわけではありません。実は、このマザーボードはオーバークロック機能が非常に乏しく、BIOSメニユーの中から選べるのは、FSB デフォルト・100・103・105・110・1156種類のみ、Celeronは、デフォルトがFSB100MHzですから、実質的には5種類だけです。で、おそるおそる試してみると、設定できる上限である115MHzをいとも簡単にクリアー。定格1.3GHzのCPUが、1.5GHzで問題なく動きました。結局、そのまま1ヶ月以上オーバークロックしっぱなしで使っていたのですが、その後パソコンにちょっとしたトラブルが起きたとき定格に戻して、以降特にパワーの必要な作業をするとき(具体的にはMP3変換ね)だけオーバークロックで使っているのが現状です。
さて、その「少々のトラブル」というのが何かというと、実は5月頃から、時々パソコン使用中に突然画面がブラックアウトするようになってしまったのです。数秒後に復帰する場合と、そのままビデオ信号が復帰すると青画面という事態があり、このうち数秒後に復帰する事態の方は、結論を先に書くとPS/2マウスの接続不良が原因だったようです。症状が起こるのが、画面をスクロールするときばかりであることからPS/2の端子をぐいぐいと押し込み直したら、状況が改善されました。
問題は、そのまま青い画面になってしまう症状です。数秒後に復帰する方は、一瞬焦るけれど放っておけば復帰するのだから、実害はあまりありません。しかし青画面の方はそのまま強制終了ですから、問題が大きい。
で、これの原因がどうにも分からなかった。
真っ先に疑ったのが、先に触れたオーバークロックです。直ちに定格に戻しました。しかし状況はあまり変わりません。次に疑ったのは熱暴走です。セレロンのCPUファンは、音がうるさいばかりでなく、冷却性能も良くなくて、BIOSで見る限りCPUの温度は50度強で安定しています。BIOSで計測するCPU温度は、あまり正確なものではないようですが、それにしてもこれは少々高すぎでしょう。
青画面の多発は、まだCPU温度がそんなに上がっていないと思われる起動直後が多いのが少々解せないところですが、とりあえず次の策として、ケース内の温度を下げることにしました。時は8月、厚さ真っ盛りでした。まず第一の対策。ケースを開け放つ。(爆)そして、不本意ながらケースファンを付け足すことにしました。8センチの静音ファンを買ってきて取り付けたところ、無事にエラーがなくなって、まずはめでたしめでたし。
と、思ったのもつかの間、2週間ほどすると、またまた同じエラーが発生し始めました。うーん、熱暴走ではなかったのか・・・・・・・・・・・。さすがに途方に暮れました。一時はどうにもならなくて、妻に譲り渡していたVC36H/6を使ってインターネットに書き込みしたこともあります。
で、結局原因は何だったのか、というと、確実ではないのですが、どうもグラフィックスボードの接触不良であったようです。というのは、ひょっとして?と思ってグラフィックスボードをAGPスロットに強く押しつけてみたら、その後このトラブルがほとんど起こらなくなったからです。ケースファンを取り付けたときに一時的に状況が好転したのは、どうも後から考えると、ファンを取り付けるときにグラフィックスボードに手を当ててドライバーを回したりしていたので、偶然にボードをAGPスロットに押し込むことになっていたのではなかったか、と。
結局、意味なくファンが一つ増えてしまいました。ただ、このケースファンは確かに静音ファンで、取り付けた後も騒音にほとんど変化がなかったのが救いです。とはいえ、元々がうるさいものはうるさい。解決策は簡単です。もっと静かなCPUファンに交換すればよいのです。けれど、いいCPUファンは3000円も4000円もするし、だいたいソケット370の硬いヒートシンクを取り外すのは面倒くさいし。
散々迷った挙げ句、えいやっと決断して3000円弱の静音CPUファン(と謳っているもの)を入手しました。たまたま、某カメラ店のポイントカードでタダで手に入れられたから決断した、という説もありますけれど。
しかし、この交換が大変でした。最初の組み立て時もヒートシンク取り付けはかなり面倒でしたが、取り外しの面倒はそれ以上。さらに新しいヒートシンクは、大型で裾が絞ってあるため、ソケット部分に指が突っ込みにくく、作業しにくいことおびただしく、もう本当に難渋しました。どうしようもなくて、締め付け金具をペンチで曲げて、締め付け圧力をゆるめて、やっとの思いで取り付けましたが。いや、もう二度とこんな作業はしたくない、と思いつつ、新しい静音ファンでパソコンを起動!静かなパソコンライフが始まる!と思いきや。
「静音ファン」はもっとうるさかった 2002年9月
いや、まいりました。確かに、大型のヒートシンクに、7cmというやや大きめのファンのため、冷却性能は上がったようです。BIOSでの計測では、CPU温度は5度ほど下がって45〜6度になりました。けれども、全然静音ではない。とにかく、「静音ファン」と謳っていながらリテールファンよりうるさかったのは意外であり、がっかりでした。
いや実際、これで静音だとすると、はじめから高速回転を謳っているような強力ファンの騒音ってのはいったいどういうことになってしまうんだか、空恐ろしいものを感じました。
そこで第一の対策。ファンの回転数を落としてみました。CPUファンはマザーボードの12Vの電源コネクターに接続しているので、これを5Vのコネクターに接続してみたのです。さすがに、回転数が落ちて静かです。うん、いいぞいいぞ、これで解決。と、思いました。しかし、2時間ほどパソコンを動かしてからBIOSでCPU温度を計測してみると、71度!!!うわっ、よく熱暴走がおこらなかったものです。というか、その一歩手前というところでしょう。これでは常用なんか出来るわけがありませんので、また12Vに戻して、うるさいパソコンのままです。こんなことなら、CPUファンを取り替えたりしなければよかった、と思いつつ、再びヒートシンクの取り外し&取り付けをやる気にはとてもなれません。
仕方ないから諦めるか。と、思いながらも、久々に秋葉原などをほっつき歩きながら、やっぱりファンの方に目がいきます。どうしたものかなあ、と思いながら眺めていたら、ふと、あるファンに目が留まりました。
それは、実はすでに私のパソコンに取り付けてある8cmの静音ケースファンです。このファンが文字通り静音であることは、すでに実物によって確認しています。で、その風量のところに注目しました。(購入してケースに取り付けたものは、とっくの昔に包装を捨ててしまっていますから)実は、記載されている風量が、先の静かではなかった静音ファンに近いのです。数値で1割減程度だったでしょうか。ひょっとして、これならいけるかも知れない、と思いました。ただ、問題は今のCPUファンは7cmという変則的なものであることです。8cmから6cmへの変換コネクタはありますが8cmから7cmへなどというものは発見することが出来ませんでした。そこで、7cm用ヒートシンクなら6cmも入るだろうという強引な解釈でいくことにしました。(なにしろ、またヒートシンクを取り外して取り付け直すことだけはごめんでしたからね)
実際のところ、変換コネクターがヒートシンクにぴったりとは合わないので、やや不安なところはありますが、とりあえずファンが脱落したりする危険はなさそうな程度には固定することができました。
で、おそるおそる電源を投入してみると・・・・・・・
もちろん問題なく起動しました。そして、静かです。もちろん、すでにケースファンとして使っているのと同じファンですから、静かなことは最初から分かっていたのですが、やっぱり嬉しいです。けれども、まだ喜ぶのは早い。先の低電圧化失敗の事がありますから、油断は出来ません。そこで、2時間ほどパソコンを使ってから、BIOSで温度を測り直してみました。
冷えているんですね、これが。CPU温度は40度から43度の間を行ったり来たり、つまり「静音」ファンより更に3度から5度、最初のリテールファンから比べれば10度近くも低いのです。これで、やっと決まりました。とうとう静音パソコンの完成です。
そして実は、このファンによってもうひとつのトラブルが解決してしまいました。Windowsの終了が出来ずに「設定を保存しています」のまま動かなくなってしまうというトラブルがなくなって、正常に終了出来るようになったのです。
理由はよくわからないのですが、私の推測では、今までCPU温度が高すぎて、終了時にある種の熱暴走状態になってしまい、そのまま固まっていたのではないか、ということです。50度やそこらで熱暴走という症状が出るのかどうかは私には分かりませんが、今までと違うところと言えばCPUの温度とファン音の大きさしかないのですから、それ以外にこの現象を説明する手段が私にはありません。
しかし、私は考え込んでしまいました。「静音」を謳い3000円近い値段のするCPUファンよりも、明らかにCPUの冷却を主目的としているとは考えられないケースファン、そのなかでも特に静音つまり風力の弱い製品を、8cm→6cmの変換コネクターを介してヒートシンクに取り付けた方が、より静かであることは当然としても、より冷えるってのは一体どういうこっちゃねん。何だか、CPUファンなるものをどこまで信用して良いのか、分からなくなってしまいました。こんなことなら、最初からケースファンを流用していれば、ヒートシンクの取り外しで七転八倒することも、余計な出費をすることもなかったはずなんですが。
とにもかくにも、かくして私の「静音パソコン」は完成を見ました。今では、celeron733MHzを積んだVC36H/6よりももっと静かです。また、PCIスロットには、USB2.0/IEEE1394のコンポボードが刺さっておりますので、当面の間このパソコンで周辺機器に関して困ることはなさそうです。IEEE1394についてはなにも対応製品をもっていないので動作検証はしていませんが、USB2.0に関しては、USB接続のテレビーチューナーやUSB接続サウンドデバイスが問題なく機能しています。
と、思ったのですが・・・・・・・・
CPUが突然死(涙) 2002年10月
このページをアップした翌週、実に突然パソコンが立ち上がらなくなってしまいました。またまた例のハングアップが始まったので、OSの再インストール(クリーンインストールが面倒だったので上書きインストールですが)して、グラフィックスボードのドライバを入れ替えたところで、再起動をかけたら、ハングアップ、そしてそれっきり。
電源を入れても、画面は真っ暗、BIOSすらも立ち上がらず、マザーボードはビープ音を発し続けるばかり。何が静音パソコン完成だ、全然完成していないではないか!!!と毒突きながら原因究明を始めました。
BIOSすらも立ち上がらない、ということは、原因はマザーボードかCPUか、メモリーかグラフィックスボードか、ということになります。常識的に言って、死亡の直前にグラフィックスボードのドライバを入れ替えていたのですから、真っ先に疑られるのがグラフィックスボードです。そこで、さっそくグラフィックスボード(Radeon7000)を取り外し、マザーボードのチップセット(i815E
B-step)内蔵のグラフィックスにディスプレイをつないでみました。
ところが、やっぱり画面が出てきません。ビープ音は出ないのですが、パソコンはまったく立ち上がりません。これで、グラフィックスボードが犯人である可能性が消えました。
この日はもうそれ以上の調査を続ける気力がなく、メールなどは相棒のパソコン(先代の我が愛機VC36H/6)でメールと掲示板だけチェックして、その日はもう寝ました。
で、翌日。相棒のVC36H/6を巻き込んでの不良パーツ探し検証大会が始まりました。
まず、一番簡単なところでメモリー。私のパソコンから2枚のメモリー(PC100
256MBx2)を取り外し相棒のパソコンに取り付けると、難なく起動。これでメモリーが犯人である可能性も消えました。ということは、犯人はCPUかマザーボードです。
実のところ、マザーボードは、ビープ音を発することが出来る、CPUファン(マザーボード上の電源コネクターから通電している)は回転している、というところから、生きている可能性が大であり(部分的に生きているだけ、ということもあり得ますが)、一方、CPUはヒートシンクに触っても熱くならないところから見て、CPUが犯人である可能性がかなり高い、という目星は付いていました。がね確認しなければなりません。
しかしこれが難関です。何が難関って、第一関門、またまたあのクソ固いヒートシンクを取り外すのかよ・・・・・・。もういい加減うんざりですが、あと残りはマザーボードかCPUか、犯人はどちらかしかあり得ませんから、どっちにしろCPUは外さなければならないのです。
はい、えらい苦労の末、ヒートシンクは何とか取り外しました。ただし、このヒートシンクはもう二度と使えない。使えたとしてもこんな厄介な代物は使いたくないけれど、それ以前の問題で、かなり激しくひん曲がってしまいましたから。で、次の問題は。このCeleron1.3GHzをどうやって相棒のパソコンで検証するかです。面倒な話で恐縮ですが、セレロン1.3GHzは、コードネームTualatinと呼ばれるコアが使われており、これはソケットの形状は従来のソケット370なのですが、旧来のPentiumIIIやCeleron用のマザーボードでは動作しないのです。しかも、相棒の愛機VC36H/6はスロット1です。
ところが、世の中いろいろなものがあるもので、スロット1のパソコンにTualatinコアのCPUを載せるための変換ボードなるものが存在するのです。しかし、なぜ私がそんなものをもっているのか??そっちの方が謎だったりしますね。実はVC36H/6にTualatinコアのセレロンを取り付けようと、以前購入して、それっきりになっていたのです。Powerleap社のPL-iP3/Tという製品なのですが、6000円近くもしたのに、まったく使わずに死蔵していたものが、こんなことで役に立つとは思ってもいませんでした。
取り外したCPUをこのボードに取り付け(机の上で、遮る部品などない変換ボードにヒートシンクを取り付けるのは、全然難しくないものですね)、相棒のVC36H/6に取り付けて電源を入れてみます。起動しません。やはり、というか犯人はどうやらCPUのようです。のようです、と言うのは、この変換ボードは相性問題がかなり激しいらしいのですが、CV36H/6で使えるものかどうかは、まだ確認は取っていなかったからです。ひょっとしてCPUが壊れているのではなく、この変換ボードが相性で動かないだけ、という可能性もないとは言えない。ただ、相性問題でBIOSも立ち上がらないというのはそうそうあるものではありませんから、多分CPUが原因と見て差し支えなかろう、と断定しまして、秋葉原にCPUを買いに走りました。どうせ新しいCPUにするなら、この際PentiumIIIS-1.4GHzとか、せめてCeleron1.4GHzとかも思ったのですが、やっぱり2万5千円のpentiumIIISはちょっと・・・・・・。数店回った中でCeleronが最安値のお店はたまたま1.4GHzも品切れで、しかも1.3GHzと1.4GHzの値段の差は案外大きく(1000円以上)、しかし性能の差は値段のさほどあるとも思えないので、前と代わらぬ1.3GHzを購入しました。消費税も含めて7850円でした。
そうしたら、同じCeleron1.3GHzでも、前のものよりファンもヒートシンクも大きくなっている。ファンは7cm角です。やっぱり、あのヒートシンク+ファンでは能力不足だったのね。
で、新しいCPUに取り替えたところ、何の問題もなく起動しまして、どうやら無事に解決いたしました。しかし、CPUの死因なのですが、買ったお店で聞いたところによると、インテルの公式数値ではTualatinコアのセレロンの上限温度は60℃とか。やはり、あの70℃突破が直接の原因だったとしか思えません。「いや、そのあと温度を下げてしばらく無事に使っていたのですが」「でもダメージは残りますからね」・・・・・・・・・・そうであったか。ひとつ勉強になりました。早速、BIOSで、温度が50℃を超えると警告を発するように設定を変えました。
グラフィックスボードを交換 2002年11月
実は、11月にグラフィックスボードをそれまでのRADEON7000からRADEON9000に交換しました。実は9000でなくてはならないような必然性はあまりなかったのですが、一つくらい最新のパーツがパソコンの中に入っていても良いだろうと、そういういい加減な動機で買ってきてしまいました。バルク品なので、お値段も約1万円と手頃ですし、もちろんボードにファンは付いていないので、静かです。
で、ここに書くようなおもしろおかしい事件は何もなく、取り替えたらそのまま即問題なく動きました。RADEONシリーズのドライバって、全機種共通なんですね。7000のときのドライバでそのまま動きました。RADEON7000も、デジタル接続だとなかなか鮮明で明るい画面でしたが、RADEON9000は、起動した瞬間、はっきり感じるくらい、7000より更に明るく鮮明な感じです。
3DMark2001のベンチマーク結果は、XGA-32bitで約5000点、SXGA-32bitだと約4500点と、RADEON7000よりは相当に向上しています。が、しかし、ではそれが何かの役に立っているか、というと・・・・・実は私、3Dゲームなんて何もやらないので、たまに3DMark200/2001のデモ画面を眺めるくらい。もったいないですねえ。
再びCPUファン交換及びその他の小改造 2003年から2004年にかけて
このページの更新をまったく怠っていましたが、その後2003年始め頃、再びCPUファンを交換しています。以前と同じパターンで、ヒートシンクのみ既存のもの(今回はリテールファン)を流用し、そこに変換アダプタを介して8cm静音ケースファンを取り付けています。リテールのヒートシンクにはねじ受けの穴はないのですが、フィンの間にねじを刺していくと充分に固定できます。これでやっと、充分な冷却性能と静音性の両立が実現しました。以来2005年3月現在まで約2年間、このパソコンは何の問題もなく稼働しております。
その後PCIスロットにUSB2.0+ieee1394の複合ボードを増設(いつ増設したか忘れちゃった^^けど、確か2003年中です)、更に2004年9月頃に空き5インチベイにDVDドライブ(日立LGのDVDスーパーマルチドライブGSA4160)を増設して、現在に至っております。Celeron1.3GHzでDVD-Rなんか使えるのか?と思いましたが、ビデオ編集など一切なしに、ただ単に書き込みをするだけなら、CPUパワーなんてあまり関係ないのですね
さらに2005年3月、Athlos64のパソコンを組み立てたため、このパソコンは同居人の専用パソコンに変わりました。
というわけで・・・・・・・